STORES予約とRESERVAはどちらを選ぶか——公式条件を突き合わせた

予約システムを個人・小規模で選ぶとき、最後まで残る2つがSTORES 予約とRESERVAです。どちらも無料から使えて、どちらも「月50件まで」。ここまで同じなのに、使い始めて半年後に払う金額と、できることが大きく分かれます。両社の公式ページを同じ日に開いて、条件を一つずつ突き合わせました(確認日:2026年8月16日)。

先に断っておくと、当サイトが実際に登録して操作したのはSTORES 予約だけです。RESERVAは公式に書かれている条件の比較であり、管理画面の使い勝手は評価していません。触っていないものを触ったようには書きません。

予約件数の道と決済の道に分かれた分岐点で考えている店主のイラスト
件数を安く増やしたいのか、決済を安くしたいのか。分かれ道はここ
目次

結論:3つの分岐で決まる

  • LINEから予約を受けたい→ RESERVA(無料プランのままオプション月3,300円で連携可。STORESは有料プランが必要)
  • 月50件を超えて件数を増やしたい→ RESERVA(次のプランが月3,850円。STORESは月9,790円)
  • 事前決済の金額が大きい→ STORES(有料プラン加入で3.6%、中小特別料率なら3.3%。RESERVAは全プラン4.9%)

つまり「予約の件数を安く増やしたいならRESERVA、決済の金額が大きいならSTORES」が大枠です。以下、根拠を並べます。

無料プランは横並び、有料の入口で差がつく

項目STORES 予約RESERVA
無料プランの月間予約件数50件50件
無料プランのその他の上限予約ページ2つまで登録顧客250件まで・利用できる機能43
次の有料プランスモール 月9,790円(200件・予約ページ10)ブルー 年払いで月3,850円(200件・顧客1,000件)
その上チーム 月19,690円(300件・スタッフ3)シルバー 月6,600円(500件・顧客2,500件)
事前決済の手数料フリー5.5%/有料プラン3.6%(中小特別料率で5.2%・3.3%)全プラン4.9%(フリープランから利用可)
初期費用0円0円

目を引くのは有料プランの入口の差です。同じ「月200件まで」を求めたとき、STORESは月9,790円、RESERVAは年払いで月3,850円。年額に直すと117,480円と46,200円で、7万円以上の差になります。件数だけが理由で有料化するなら、この差は決定的です。

ただしSTORESには別枠のスタンダードプラン(月3,300円)があります。これは予約システム・POSレジ・決済端末のセットで、事前決済の料率が下がるプランです。「件数を増やすための有料プラン」と「決済を安くするための有料プラン」が別々に用意されているのがSTORESの構造で、ここを混同すると比較を間違えます。

LINE予約はRESERVAが一歩前に出ている

ここが今回いちばんはっきり差が出た点です。

  • RESERVA:LINE連携は機能追加オプション(月3,300円)で、フリープランから利用可能。LINEアカウントで予約でき、確認とリマインドをLINEに自動送信できると公式に記載
  • STORES 予約:公式のよくある質問に「LINEアプリと連携する場合は有料プランのご利用が必要になります」と明記

月額0円のまま予約を受けつつ、LINEからの予約だけ足したい——という使い方ができるのはRESERVAです。合計は月3,300円で、STORESの有料プラン(スモール月9,790円)に上がるより安く収まります。お客さんとの連絡がすでにLINE中心の店なら、この一点でRESERVAが有利です。

逆に、LINEを使わず「予約ページのURLをSNSのプロフィールに貼る」だけで足りる店なら、この差は関係ありません。LINE予約システムの比較記事で、LINE公式アカウント本体の通数課金まで含めた費用も整理しています。

決済の金額が大きい店はSTORESが逆転する

料率だけ見ればRESERVAの4.9%が下です。しかしSTORESは有料プラン加入で3.6%(中小特別料率の申請が通れば3.3%)まで下がります。月の事前決済額で並べると、こうなります。

月の事前決済額STORES フリー(5.5%)STORES スタンダード(3.6%+月3,300円)RESERVA(4.9%)
10万円5,500円6,900円4,900円
20万円11,000円10,500円9,800円
30万円16,500円14,100円14,700円
50万円27,500円21,300円24,500円

※当サイトによる試算。プラン料金は年間契約時の月額換算。RESERVAは無料プランで決済のみ使う前提。

月20万円あたりまではRESERVAが安く、30万円を境にSTORESのスタンダードプランが逆転します。50万円ではその差が年間で3.8万円ほど。事前決済を主戦場にする店(オンラインレッスン、施術の前払い、イベント)は、この逆転点を覚えておくと判断が早くなります。

それぞれの「言っていないこと」も見ておく

公式ページを読むときは、書かれている数字と同じくらい書かれていない項目が判断材料になります。

  • STORESの料金表には登録顧客数の上限が載っていません。RESERVAは無料250件・ブルー1,000件と明記。顧客台帳を長く積み上げたい店は、STORES側の扱いを事前に問い合わせておくと安全です
  • RESERVAの料金表には売上金の入金サイクルの記載が見当たりませんでした。STORESは「当月分を翌月25日」「週1回入金に変更可」と公式ヘルプに明記されています。決済を使うなら入金の周期は資金繰りに直結します
  • RESERVAはシルバープラン(月6,600円)の説明に「広告非表示」とあります。それより下のプランでは広告が表示されると読めます。予約ページの見え方を気にする店は、契約前に実物を確認してください

当サイトが実際に触って分かっているのはSTORES側だけ

公平を期すために書いておきます。STORES 予約については、当サイトが無料アカウントを作り、営業時間の設定、予約ページ作成、メニュー登録を経て、ステータスが「予約受付中」になるところまで自分で操作しました。所要は約15分、費用0円、カード登録は一度も求められませんでした。詳細は無料登録の全記録にあります。

RESERVAはまだ登録していないため、登録の手間・管理画面の分かりやすさ・つまずく箇所については何も言えません。この記事の比較は条件の比較です。RESERVAを実際に登録して同じ手順で検証したら、操作性まで含めた続編を出します。

条件別の結論

あなたの店の条件向いているのは
予約は月50件以内・決済なしどちらでも可(無料の範囲が同じ)
LINEから予約を受けたいRESERVA(フリー+月3,300円で連携可)
件数だけ増やしたい(月200件)RESERVA(月3,850円/STORESは月9,790円)
事前決済が月30万円を超えるSTORES(スタンダードで3.6%〜)
入金の周期をはっきりさせたいSTORES(公式に明記あり・週1回入金も選べる)
予約ページに広告を出したくないSTORES(RESERVAは広告非表示がシルバー以上)

比べていて気になった点を確かめた

両方を同時に使うことはできますか

技術的には両方に登録できますが、同じ枠を2つのシステムで管理するとダブルブッキングの原因になります。移行期間を除けば、どちらかに寄せるべきです。乗り換えの手順は当サイトで検証してから別記事にします。

無料プランの50件を超えたらどうなりますか

両社とも、超えた場合の具体的な挙動(受付が止まるのか、案内が出るのか)は公式ページに明示がありませんでした。STORESには有料プラン向けに「50件ごとに1,078円で追加」という仕組みがあります。当サイトはまだ上限に達していないため実測できていません。

安いほうを選んで後から乗り換えても大丈夫ですか

予約枠の設定はやり直せますが、面倒なのは顧客台帳と、お客さんに配った予約ページのURLです。URLが変わると、SNSのプロフィールや名刺、Googleビジネスプロフィールの修正がまとめて発生します。長く使う前提なら、最初にLINEを使うかどうかと決済額の見込みだけは決めておいたほうが安全です。

この記事の情報源

確認日はいずれも2026年8月16日。STORES 予約 公式(料金プラン・よくある質問)/STORES 予約 よくある質問(入金サイクル)/RESERVA 料金プラン・機能追加オプション

まとめ

無料の範囲は月50件で横並び。差が出るのはその先です。件数を安く増やしたいならRESERVA(月3,850円)、LINE予約を足したいならRESERVA(フリー+3,300円)、事前決済が月30万円を超えるならSTORES(3.6%〜)。入金の周期や広告表示のように、公式ページの目立たない場所にしか書かれていない条件が判断を分けることもあります。迷ったら、選び方のハブ記事で3つの質問に答えてみてください。

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